J1昇格が決定したJ2京都が来シーズンの新戦力としてJ2群馬のMF 大前元紀(31) を完全移籍で獲得することが決定的となりました。
関係者によると交渉は順調に進んでいるようで、正式決定となれば京都の今冬の注目移籍選手となるでしょう。
J1は大宮時代の17年以来5年ぶりの挑戦となり、J1通算188戦50得点、J2通算172戦59得点と経験豊富で実績もある大前元紀選手。
今回は2022年シーズン注目選手でなるであろう大前選手がどういった選手なのか、探っていきたいと思います。
プロフィール
名前:大前元紀(おおまえ・げんき)
生年月日:1989年12月10日
身長/体重:167㎝・68㎏
出身:神奈川県横浜市
出身校: 横浜市立藤が丘小学校
横浜市立谷本中学校
流通経済大学付属柏高等学校
ポジション:フォワード
前所属チーム
- しらとり台FC
- 2002年 – 2004年 町田JFCジュニアユース
- 2005年 – 2007年 流通経済大学付属柏高等学校
- 2008年 – 2012年 清水エスパルス
- 2013年1月 – 2014年5月 フォルトゥナデュッセルドルフ(ドイツ)
- 2013年8月 – 2014年5月 清水エスパルス(期限付き移籍)
- 2014年5月 – 2016年 清水エスパルス
- 2017年 – 2019年 大宮アルディージャ
- 2020年 - ザスパクサツ群馬
高校時代すごすぎる選手だった
大前選手は高校進学のため、帝京高等学校、桐蔭学園高等学校のセレクションを受けたが、勧誘を受けた流通経済大学付属柏高等学校に入学。
3年時の2007年の高校3年生のときには、エースストライカーとして高円宮杯全日本ユース選手権、全国高校選手権に出場し優勝に貢献、2冠を達成しました。
2大会とも得点王に輝く活躍ぶりでした。
さらに、全国高校総体でも得点王を獲得。
高校3大大会すべてで得点王を獲得するという史上初の快挙を成し遂げました。
小柄ながらに得点を取る嗅覚が優れており、高校時代から注目度が高い選手だったことがわかります。
高校時代での活躍が認められ、当時J1の清水エスパルスに入団が決定しました。
#OnThisDay in 2007
10/11、大前元紀(流通経済大学柏付属高校)の加入が内定した。#spulsehistory #spulse pic.twitter.com/OYkZBIfRFO— S-PULSE HISTORY (@spulse_history) October 11, 2016
Jリーグでの道のり
清水エスパルスに入団。
2008年、プロ1年目からリーグ戦二試合に途中出場。
次シーズンではリーグ戦での出場ありませんでしたが、2009年6月13日ヤマザキナビスコカップ予選リーグ第7節のFC東京戦で、市川大祐の右サイドからのクロスにダイビングヘッドで合わせプロ初ゴールを記録しました。
4年目のシーズンではアフシン・ゴトビ監督体制にかわり大幅に入れ替わった2011年シーズンは右ウィングのレギュラーに定着。
リーグ戦全34試合に出場し、レギュラーメンバーとして活躍。
フリーキックのキッカーも任されようになり、直接フリーキックから決めた2得点を含めリーグ戦で8得点を上げチームで最多得点の活躍だった。
次の2012年シーズンもレギュラーメンバーとしてプレーし、2年連続でリーグ戦全試合出場。
ロンドン・オリンピックに向けてのU-23サッカー日本代表候補合宿に初めて招集されたが、残念ながらオリンピックメンバーの選出には届かなかった。
ドイツ・ブンデスリーガのフォルトゥナ・デュッセルドルフヘ移籍。
2012年シーズンが終わるとドイツ・ブンデスリーガのフォルトゥナ・デュッセルドルフヘ完全移籍が発表され、初の海外への挑戦に挑んだ。
2013年1月20日、FCアウクスブルク戦でブンデスリーガデビューを果たした。
ブンデスリーガーでは7試合に出場するも、チームは残念ながら2部に降格した。
清水エスパルス復帰。
2013年8月に再び、清水エスパルスに期限付き移籍で復帰することが決まり、2014年5月30日に完全移籍で加入することが発表され、再びJリーグに復帰することが決まった。
2015年シーズンはチーム最多の11ゴールを上げるも、J2への降格が決定した。
ヴィッセル神戸などJ1チームが獲得に動いている事が報道されたが、最終的に残留を決断。
大宮アルディージャに完全移籍。
2017年1月10日にJ1昇格の大宮アルディージャへの完全移籍が決定。
背番号は清水時代から着用している10番となった。
しかし、成績不振によりチームは18位でJ2へ降格が決定した。
J2降格後、2018シーズン自身J2リーグ初ハットトリックを達成。
その後も得点を続け、J2リーグ24得点を取り、4年ぶりに日本人選手として、更に大宮の選手としてはJ1、J2を通してクラブ初、高校時代以来となる得点王に輝いた。
ザスパクサツ群馬に完全移籍。
2020年シーズン、J2、ザスパクサツ群馬に完全移籍。
レギュラーメンバーとして活躍。
後半、#ジュビロ磐田 の #今野泰幸 選手らをかわし、攻め込むザスパの #大前元紀 選手(50) https://t.co/DZ8H2o4oqE pic.twitter.com/8LxDaI39D9
— 上毛新聞スポーツ (@sports_jomo) November 29, 2021
まとめ
J1昇格の京都が来季新戦力として獲得が決定的となっている、大前元紀選手について紹介していきました。
自身5年ぶりとなるJ1リーグでの舞台に気合い十分であることは間違いないでしょう。
ファンも多く、経験豊富で実績も十分の大前選手がJ1の舞台でどんなプレーを見せてくれるのか是非今後に注目してみてはいかがでしょうか。